ポイントは、所得税の区分では一時所得または雑所得の2つに該当します。
よって、ポイントが一時所得なのか、雑所得なのかによって違いが出できます。
押さえるべきところは
・一時所得、雑所得とは何か
・どのようなポイントが2つの所得に該当するのか
・確定申告が必要になる行為、金額
それぞれ見ていきましょう!
一時所得に該当するもの
対象項目
引用元:国税庁
所得税
概要
一時所得とは、営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の所得で、労務や役務の対価としての性質や資産の譲渡による対価としての性質を有しない一時の所得をいいます。
少し分かりにくいと思いますが、「一時的に得られた収入」のようなものです。
例を挙げると、
・競馬の当選金
・生命保険の一時金
・ふるさと納税の返礼金
・法人から贈与された金品 など
ポイ活では、還元ポイントが一時所得に該当します。
特定のショップやサービス、小売店での購入によって得られるポイントを指します。
例:楽天ポイント, Amazonポイント, マイルなど
一時所得の計算方法
一時所得の課税対象額はこのように計算されます。
一時所得は年間50万円を超えると確定申告が必要と言われていますが、この50万円というのは特別控除額を指します。
ポイントは少し違いがあり、ポイントの利用額が50万円を超えた場合に確定申告が必要になります。ポイントを使わず持っているだけであれば、50万円を超えても問題ないです。その際は、ポイントの有効期限に注意してください。
雑所得に該当するもの
対象項目
引用元:国税庁
所得税
概要
雑所得とは、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得および一時所得のいずれにも当たらない所得をいい、例えば、公的年金等、非営業用貸金の利子、副業に係る所得(原稿料やシェアリングエコノミーに係る所得など)が該当します。
つまり、他に分類することのできない所得を雑所得といいます。
例を挙げると、
・公的年金
・仮想通貨、FX
・アフィリエイト
・ネットで稼いだ収入 など
ポイ活では、「ポイントサイトで得たポイント」「アンケートや動画視聴で得たポイント」などが雑所得に該当します。ポイントサイトでもらったポイントは、基本的に雑所得だと考えて良いでしょう。
例:ポイントサイトの案件で得たポイント、ポイ活アプリの広告視聴で得たポイントなど
※サイト内ではアンケートや案件以外にいくつかポイントを得る方法があるので、
「このポイントサイトのポイントは一時所得or雑所得」というふうに捉えない方がいいです。
雑所得の計算方法
雑所得の課税対象額はこのように計算されます。
雑所得は年間20万円を超えると確定申告が必要と言われています。
ポイントは少し違いがあり、ポイントの利用額が20万円を超えた場合に確定申告が必要になります。ポイントを使わず持っているだけであれば、20万円を超えても問題ないです。しかし、雑所得で1円でも利益がある場合は、住民税の申告をしなければいけません。20万円以下の場合、確定申告は不要ですが、住民税の申告は忘れないでください。
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